爪切りや顔を触るなど、特定のことをすると怒ったり、咬みついたりする場合は、まず病気がないかきちんと診断しましょう。
例えば歯周病が痛かったり、慢性の関節疾患を抱えている場合も多くあります。
病気が除外されたら、次は何をすると咬むかよく考えます。
別に必要ない事の場合は、やらないに越したことはないでしょう。
爪切りなどなら、動物病院やトリマーさんなどにお願いするという手もあります。
プロであれば余程の場合でない限り、咬まれずに行なってくれるはずです。
それでもどうしても必要なことの場合は、2人以上で必ず行いましょう。
また、普段のその子のテリトリー内で行うことは非常に危険です。
必ずリードでつないで、できたらテーブルの上など自由のきかない場所で行いましょう。
一つの方法としては、口輪をしてしまうことです。
病院内でも、多くの子で口輪やカラーを付けることで、それまで非常に攻撃的だった子が唸ることもしなくなるのはよくあります。
より積極的な方法としては、普段は非常にフレンドリーなこの場合には、一人が顔を見てあやしてあげている間に行う方法です。
この時には、あやしてあげている方は犬がもう一人の人に気が行かないようにします。
おやつなどでつってもよいでしょう。
そのすきに、ササッともう一人が終わらせてあげます。
犬はこの時、あやしている人に気が行っていても、何かをされたことはしっかりと分かっていて、それに対する恐怖心などが次第に低下していきます。
プラスして、遊んでもらったり、おやつをもらうというご褒美がその行為と結びついて、うまくいけば進んでそれを受け入れるようになります。
いずれの場合でも、手が付けられない状態、極端なことを言うと少しでも嫌がったら一度中断して、時間を置いて再挑戦しましょう。
また、うまくいかなくても、必ずご褒美で終わるようにしましょう。
2012年03月14日
咬む犬の対処法
posted by sora-vet at 18:27| Comment(0)
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